『東北産地との出会い, れふあい』

摘要

盛岡には縁あって，通算約7年半，お世話になった。 その乱盛岡め地から，たばこ産地をながめ，多くの人と出会い，多くの元気をいただいてきた。ここに感謝を申し上げながら思い出すままに，その一部を紹介してみたい。 初めて勤務したのは平成4年である。 自然条件に影響を受けやすいバーレー種の乾燥の安定化，効率化をめざし，昭和63年以降取り組んできたシステム乾燥，集合型受委託乾燥に続く産地試験の第3弾，「乾燥改善産地試験」を全国の在、バ産地で展開していた時期と重なる。 コンパクト乾燥室，据え付け塑加熱送風設備（通称「湿コン」）というこれまで経験したことのない風火力利用施設の導入に向けての産地試験ということで会社，農家の代表で構成された地域毎の専門委員会を核に何とか新しい棟械を理解し，使いこなしてできるだけ早く導入させようという意欲，情熱を感じながら議論したことを思い出す。