天然物由来物質サ卜ゥキビ抽出物の飼料給与効果

摘要

現在、わが国では肥育後期を除く肉豚用飼料については、成長促進を目的として飼料安全法に定められた抗菌性飼料添加物(以下、AGP)の添加が認められています。一方、家畜に使用するAGPと人での薬剤耐性菌の出現との関連が指摘されていることから、欧州連A口では2006年に家畜飼料へのAGPの使用が禁止されました。また、消費者の食品に対する安全-安心の二—ズにより、A GP無添加飼料で飼育された豚肉が望まれていますが、豚の育成率低下や食肉処理場での廃棄率の増加などによる生産性の低下が懸念されています。この問題を解決するには、AGPに対する豚の免疫機能や生産性に及ぼす影響を検証するとともに、消費者に理解の得られやすい天然物由来物質をA G Pの代替として用いて、その効果を検証する必要力あります.