家畜ゲノム研究の軌跡と今後（5）家畜ゲノム分析に利用する比較ゲノム学的手法

摘要

近年、ゲノム配列の解読報告は飛躍的に増え、2009年12月24日現在、133種の真核生物に及んでいる。ただし、10種はまだドラフト配列である。このうち、哺乳類を数えると、ヒト、チンパンジー、アカゲザル、マウス、ラット、イヌ、ウシ、ブタ、ウマ、オポッサムおよびカモノハシの11種になる（KEGG organisms：Complete Genomes；http：//www.genome.jp/kegg/catalog/org_ist.html）。