「いのち」の本質に触れる

摘要

家庭で、学校で、社会で、子どもが衝撃的な問題を起こしている。 いったいどうしてなのだろうか。 一つひとつの事件が起きるたびに、何もできないいら立ちと不安を抱える毎日である。それでも、「目の前の子どもたちに何かできないものか」そんな思いを持ち続けていた。 子どもが起こすさまざまな事件の背景には、生命への畏敬やそのかけがえのなさをチビもがつかみきれていないことがあると考えられる。 事件に対し、あれこれと対症療法的に対応するだけではなく、「いのち」の本質に触れる活動こそが必要なのではないかと考えるようになった。