反喪家畜栄養評価のためのメカニスティ　ック、モデル（5）－新しいコーネル飼料評価システムの構造と特性を中心に－

摘要

前章まではコーネル、システムを中ノ仁、としたメカニスティック、モデルの構造に関して述べてきたが，この章では実際のデータを用いて主要な飼料評価モデルの比較を行い，その妥当性を検討するとともに，各モデルを使用するにあたっての問題点を探る。 モデルの比較に用いるデータとして，関東、中部8都県（長野，千葉，栃木，群馬，東京，山梨，愛知，新潟）の公立研究所と畜産草地研究所とが実施した乳牛協定研究の最近の結果を使用した）。 これらの試験は，異なるCPおよび分解性蛋白質（RDP）レベルの飼料を用い，各飼料に17頭から20頭の乳牛を割り当て，分娩後5日目から13週間もしくは15週間の乳生産を測定、検討したものである。 飼料はチモシー乾草，アルファルファ乾草，圧ぺんコーン，綿実，ビートパルプ，および大豆柏（またはソイプラス）の他にいくつかの食品製造副産物を用いて調製した。 飼料評価モデルとしては，CNCPS ver．5．0．20，NRC for dairy cattle 7th ed．ver．1．0，およびMepron Dairy Ration Evaluator ver 3．02を用いて乳生産を推定し，それを実測値と比較した。