TQMで私の体験したこと

摘要

私は1962年の軟から1964年の冬まで，米国MITに研究員として留学する好運に恵まれた。 いまから40年あまり前のことである．私の研究テーマは「サブミクロン領域における粒度分布の測定」であって，あらかじめ原子炉内で活性化させた粒子懸濁液の遠心力場での沈降に伴うガンマ線強度の減衰から，その粒度分布を測定しようとするものであり，いまから思うとナノ粒子の基本的物性の測定のはしりに関するものであった。 測定は一度開始すると24時間以上連続して行れれ,体力的な負担は大きかったが，若さで乗り切った。