下水汚泥焼却灰を配合した炭酸カルシウム成形体からの鉛の溶出特性

摘要

日本の上下水道を通じて発生する下水汚泥ほ，産業廃棄物発生量全体の2割近くを占め，平成18年度（2006）現在において約7，866万t（対前年度約95万t減，濃縮汚泥量として）が発生している1）．このうち44万tが最終処分場で処理されている．発生量は下水道の普及に伴い現在も年々増加しており，それに対する最終処分場の残余容量の減少が大きな問題となっている．