リチウムイオン二次電池負極集電体用銅箔の超音波溶接性

摘要

リチウムイオン二次電池（LIB）は、二次電池として広く使用されている鉛蓄電池やニッケル·水素電池等と比較してエネルギー密度が高く、ノート型PCや小型電子機器類の電源として多用されており、近年は、自動車や定置用などの大型電源として実用化されている。L王Bは一般に正極、セパレーター、負極が幾十にも巻回文は積層された構造を有しており、正極集電体には主にアルミ箔が、また、負極集電体には主に銅箔が使用されている。ここで、銅箔には製造方法の違いにより、原料を溶解鋳造した後に圧延と焼鈍を繰り返して厚みを仕上げる圧延箔と、銅イオンを含んだ電解液から電気めっきによりカソード上に銅を電着させて所定厚みに仕上ぼる電解箔がある。