インパルス無線方式で毎秒10ギガビット超のミリ波通信に世界で初めて成功～大容量無線通信装置の小型化が可能に～

摘要

富士通と富士通研究所は，インパルス無線方式に基づく70～100ギガヘルツ（GHz）帯ミリ波通信装置を世界で初めて開発し，毎秒10ギガビット（Gbps）を超える大容量無線通信に成功した。これにより，従来の無線通信で不可欠だった発振器などの部品を削減でき，ミリ波通信装置の小型化·低コスト化が可能になる。開発した通信装置は，光ファイバー通信網が敷設困難な地域での基幹回線の代替として適用でき，デジタルデバイド解消に貢献するはか，超高速無線LANなどへ応用が可能である。