水中有害物質分解処理装置「アクアステーションSA－100」

摘要

クラボウは，従来より紫外線／オゾン併用法によるダイオキシン分解処理技術の開発を進めているが，このはど少量の難分解性物質処理並びに殺菌用途向けに，水中有害物質分解処理装置「アクアステーションSA－100」を開発した。 当社エンジニアリング事業部及び技術研究所は，これまで紫外線／オゾン併用水中ダイオキシン分解技術を独自開発してきた。 そして，平成13年度から平成15年度までの3年間に亘り，（財）地球環境産業技術研究機構と共同で，同技術の実用化装置の開発を行い，産廃炉などからの排水処理用途に高機能型の水中有害物質分解処理プラントを開発した。 この技術は水中に溶解したオゾンに紫外線を当てると非常に強い酸化力を持つ活性酸素種［OH］ラジカルが発生し，この発生した［OH］ラジカルで排水中のダイオキシンやPCBなどの難分解性物質を酸化分解して無害な低分子物質に変え，効率よく除去する。