FPGA/PLDマーケットの展望－02年上半期の動向

摘要

Time-to-Marketが重要視される中，FPGA (Field Programmable Gate Array)/PLD (Programmable Logic Device)市場が活気づいている。各メーカーともに2000年をピークとしたシリコンサイクルにおいて，2001年のダウンターンから2002年に入ってアップターンヘ向けて早期の回復を見せている。 FPGA/PLDは，ゲートアレイやスタンダードセルといったカスタムASICとは異なり，カスタマーに納入される段階までは汎用品で，カスタマーがその手元で内部の配線を電気的にプログラムすることによりカスタマイズするという特長を持つ。 PLDとFPGA では回路構成が異なるものの，用途や利用可能ゲート数はほぼ同様である。 なおPLDは，CPLD (Complex PLD)とFPGAの2つのアーキテクチャに分けられる。