経常増益を背景に4年ぶりのプラスとなった印刷の設備投資

摘要

本誌はこれまで製紙、紙加工と業界別に設備投資の12年度実緩および13年度計画をまとめてきたが、最後に印刷業界を取り上げる。本誌が集計した22社の12年度設備投資額は前年比7.4％増の1,940億円と4年ぶりに上向きに転じ、連結売上高に占める割合は5.7％となった。同年度の売上高は△1.7％の減収だつたものの、経常利益は+27.2％と2桁増益を記録しており、これが旺盛な投資マインドにつながつたようだ。