水族館大型アクリル水槽のジョイントシーリング技術: 主に変形追従性と耐クリープ性の確保について

摘要

日本では，40年前の1975年の沖縄国際海洋博覧会で大型アクリル水槽が建設され，さまざまな経験を重ねた。その後，葛西臨海水族園，魚津水族館(世界初トンネル型アタリル水槽)，アクアワールド茨城県大洗水族館，サンシャイン水族館，横浜·八景島シーパラダイスなど，数多くのアクリル水槽が次々に建設され，多くの観客を楽しませている。これらの大型アクリル水槽のシーリングは，試行錯誤を繰り返しながらシーリング材や工法が整備され，これまで大きな故障もなくシーリング機能を維持している。そうは言っても，その技術は限られた企業や専門家に委ねられており，将来的には標準化やマニュアル化を進める必要があると感じている。