薬剤を使用しない膜ろ過法による濁水処理システム開発

摘要

メタウオーター㈱は8月22日，㈱間組と共同で，ダム，トンネルなどの建設現場で発生する濁水の処理法として，膜ろ過法による濁水処理システムを開発したと発表した。従来法の凝集沈殿は行なわず，pH調整は膜ろ過前に散気板から二酸化炭素を流して行なうため，凝集剤や中和剤などの薬剤を一切使用しない。浄化能力は，濁度が3，000度以上であっても1度程度にまで低下させることが可能で，従来の凝集沈殿法＋砂ろ過での濁水処理システムと同レベルの能力を有するとしている。