カナダにおける都市環境の保全と緑化の状況: 日本からみて緑が多い国土にも関わらず都市部では環境への配慮と緑化を推進

摘要

1608年(慶長13年)に，フランス人のサミュエル•ド•シャンプランが豊富な木材を利用して，ケベック地方に開拓者用の砦を築いたことからカナダの歴史は始まった。それ以来，フランス人がつぎつぎと入植してきて，カナダ東部においてケべック•シテイ等は徐々に大きな街へと発展していつたが，1759年(宝暦9年)にアブラハム平原における英仏戦争でィギリス軍に負けたため，イギリスの統治下に入つてしまった。しかし，多くの気骨あるフランス系住民が頑なに残留を続け，その文化を保持し継承したため，カナダはフランス語文化圏と英語文化圏の共存共栄の国家として繁栄している。