農業体験通じ，都市と農村の交流にひと役: 併設の多目的ホールは地域の文化活動の拠点として定着

摘要

飯島町は長野県の南部，天竜川の流れに沿って南北にできた河岸段丘地帯「伊那谷」のほぼ中央に位置し，南アルプス，中央アルプスの雄姿が映える，人口1万人弱の自然豊かな町です。基幹の農業は，農業人口の減少が否めませんが，集落と地区を単位とする"組織農業"で各農家を支援し，盛り返しを図っています。その中で，私自身が開設から運営に至るまで深く関わってきた，道の駅「花の里いいじま」は，今年で丸12年を迎え，いまでは都市との交流を促進する地域の拠点として，すっかり定着した感がぁります。ここでは，地域の活性化に大きく貢献する当町の道の駅の多彩な取り組みを紹介します。