通地区における官民連携による切バス路上駐車減少に向けた取組

摘要

私は札幌大通地区のエリアマネジメント団体.さらには，都市再生推進法人として，様々な活動を行っています。札幌のまちを歩いていると，数年前から，特にアジア圏の外国人観光客が多くなっており，その変化を肌で感じるところが多くあります。この"変化"はデータでも裏付けされ，平成29年度の訪日外国人来道者数は.前年度に比べて約1.2倍増加し279万人，札幌市の訪日外国人実宿泊者数は257万人で4年前と比較して約2.5倍に増加している状況です。一方，「道路」に目を向けると，観光貸切バスが様々な場所で駐停車を行っていて，「長時間の駐停車」や，時には「観光貸切バスの二重駐車」も発生し，円滑な道路交通を妨げていることもあります。また街中で買い物や飲食をした外国人観光客が観光貸切バスの迎えを待つ際には，歩道を観光客が占有してしまい一般の歩行者の障害となっている状況がみられました。さらに，冬季は寒空の下，凍えながらバスを待っ観光客を見ると，彼らに対して，「まち」としてやるべき「おもてなし」の必要性を感じていました。