発明王エジソンの特許の内容を検証（その1）

摘要

1876年、エジソンはニュージャージー州メンロバークに、世界初の多目的研究所を建設します。それまでの発明は個人的規模で行われていましたが、大勢の頭脳集団によってさまざまなテーマを徹底的に追求し、その実現のために地球上にある素材を時間をかけて集めて、それまでにないものを商品化していく研究所は、科学技術の先進的なヨーロッパにもなかった発明品工場です。その時点における最新の機材や設備を整えた研究所に報道関係者を集めて披露したエジソンは、「ここでは、小規模な発明は十日に一度、世界中をびっくりさせる発明を半年に一つは実現します」と話しています。