におい・味を含めた五感融合センシングシステムと味覚・嗅覚センサ研究開発センター

摘要

味覚と味覚はどちらも化学物質を受け取って生じる感覚である。ヒトでは、それぞれ鼻と舌で受容される。嗅覚の場合、化学物質に達し、粘液層に溶け込み、嗅細胞にて受容される。嗅細胞は味細胞と同樣、生体膜でおおわれ、生体膜には受容体（レセプター）が存在するわけである。味覚では、舌に舌乳頭というッブッブがあり、それは複数の味蕾から構成され、味蕾はまた数十個の味細胞から構成される。味覚センサとにおいセンサは味覚と嗅覚という化学物質を受容して生じる化学感覚•感性を表現することから、両者合ねせて、感性バイオセンサと呼ぶことが多々ある。ここでは感性バイオセンサの発展を概観してみることとする。なお、参考文献には味とにおいの計測を含むバイオ•化学センサを編集しているので、ぜひ参照されたい。