政策統括官室の平成27年度の動き

摘要

総務省は、6月25日、「平成26年度統計法施行状況報告」を取りまとめ、公表した。統計法施行状況報告は、統計法(平成19年法律第53号)第55条の規定に基づき、各府省等における統計行政の推進状況を取りまとめ、毎年度公表し、統計委員会へ報告するものである。本報告は、公的統計の作成状況、調査票情報等の利用及び提供状況など、統計法の条文ごとの施行状況を概括することができる内容となっており、また、基本計画に掲載された個々の施策の進涉状況や、それらの関係資料等も一覧で確認することができるなど、いわば「統計施策の白書」ともいえるようなものとなっている。特に、平成26年度は、第Ⅱ期目となる「公的統計の整備に関する基本的な計画」(平成26年3月25日閣議決定。計画年度は平成26年度〜30年度。以下本稿において「基本計画」という。)の推進状況について、初めて取りまとめを行っている。統計委員会がこの報告内容を評価し、各府省が評価結果を計画推進に反映することにより、基本計画のPDCAサイクルが成立している。