ママコン，きれいな水を求めて

摘要

高校3年で選択した国際関係という授業の中で，自分 の年間テーマをひとつ決めることになり，私はたまたま 「焼き畑農業」を選んだ。このテーマを掘り下げるうち に，熱帯地域の土地と水をいかに継続的に利用できるか。 という事に興味を持ち，大学進学を決めた。大学入学後 は恩師にも恵まれ，研究室は留学生ばかりの環境の中， 大雪の湿原調査や酷暑の力ンボジァの湖の水質調査等， 様々な体験や出会いを通じて，人，自然や文化等の多様 性を体感した。大学院時代は留学や調査等で半分近くを ィンドネシァで過ごし，大学の大先輩2名に大変お世話 になった。一人は世界中の援助の現場で工事監理をされ てきたベテランコンサルタント，もう一人は農水省から JICAの長期専門家として来られていた。お二人のお話 や活動は私の就職活動に大きく影響を与え，まずは自分 が曰本の現場で管理や工事を実際に体験して日本の水管 理の知見を習得し，それから海外に出ようと心に決めた。