編集後記

摘要

下水道管路管理の重鎮、元管清工業会長の長谷川清氏が他界された。今でこそ、管路内撮影に関する自治体の理解は得られやすくなったが、20年ほど前には、「公共物を食い物にするようなことに協力できない」と言われたこともあった。そんな中、「管路管理業務にスポットを当てたい！」という小誌編集部の趣旨に賛同し、ニつ返事で協力してくださったのは管清工業であり、当時の長谷川清社長であった。現場取材の段取りは、まず現場の方とふさわしい作業現場を打ち合わせ、決まったら役所に撮影許可をちらい、そしてカメラマンの白汚零氏と現場の日程調整したうえで現場に向かう-と、手間のかかるものだった。それでも風穴を開けることができたのは、故長谷川清氏あってのこと。というか、彼なら絶対に賛同してくださるとの確信があった。弊社に時々来られて、「経営とは管理である！」など、力説されるお姿をもう拝見することができないのかと思うと、こみ上げてくるものがある。合掌。