新たなレイアウトで未来を発信学生向けの交流ラウンジも設置

摘要

CEATECは今回の開催で20周年を迎える。その20年の歴史を振り返ると、メーンテーマの変遷を大きく3期に分けることができる。第1期はスタートの2000〜08年前後まで。デジタル情報家電とそれを支える電子デバイスが2大主役だつた。第2期を迎えると、主力アプリケーションとしてパソコンが台頭し、やがて携帯電話やスマートフォンも加わった。IT&ICT (情報通信技術)時代の到来である。これが15年まで。第3期は16年からで、CEATECは脱•家電見本市を宣言。CPS (サイバーフィジカルシステム)/IoTの総合展示会へと舵を切り、Society5.0の具現化を開催意義に掲げた。CEATECは日本のエレクトロニクス産業の変遷を映し出す大きな鏡のようなもの。20周年も1つのマイルストーンとし、さらなる進化に向かって動き出した。メモリアル開催の「CEATEC2019」の見どころを、CEATEC実施協議会エグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏に伺った。——16年以降、開催テーマを変更されていませんが、その意図は。