米国半導体最前線: 製造業復権への道 アルテラ電源製品とのコラボ強化 ザイリンクス28nm製品が好調

摘要

「シェールガス革命」で安価なエネルギーを手に入れ、製造業への回帰を進める米国。これに合わせて米国半導体メーカーも動きを加速させ、近年は再び業績を拡大し、成長へのアクセルを踏み込んでいる。現地での取材をもとに、米国に本社ならびに拠点を有する企業の動向をレポートする連載の第6回。最終回となる今回はFPGA事業を展開するアルテラとザイリンクスの取り組みについて紹介する。アルテラ(米カリフォルニア州サンノゼ、日本法人=東京都新宿区西新宿6-5-1、03-3340-9480)は、2013年に積極的な動きが目立った。その1つとして電源ICメーカーの米エンピリオンを5月に買収したことが挙げられる。同社は高集積電圧変換に強みのあるアナログ半導体のファブレスで、高集積型電源「Power SoC」と呼ばれる製品を展開。DC-DCコンバーター内にインダクターを搭載している製品で、業界最小の実装面積に加え、高効率、低ノイズなどの特徴を持つ。