中国発·現地ウォッチ 政府が過剰設備を淘汰•再編へ 単結晶セル効率20%以上を義務化

摘要

中国政府(工業•情報化部)は9月末、太陽光発電の普及促進および太陽電池業界の再編促進と過剰な設備投資を規制するため、これまでの野放図な設備投資を許さない新規定を発表した。ウエハーや太陽電池、モジュールなどの工場は設備能力が200MWを下回ってはならないとした。また、単結晶型太陽電池セルの設備投資では変換効率20%以上、薄膜太陽電池では12%以上であることなどを義務づけた。中国太陽電池業界は2年続く太陽電池不況を乗り越えつつあるが、依然として設備過剰の状態は解消されていない。新たな規制により、太陽電池メーカーは最低でも次のような設備能力を保有しなくてはならなくなった。