サムスン蘇州8.5G 初期導入量を縮小 月産2万枚弱でスタート

摘要

韓国の大手液晶パネルメーカー、サムスン電子が中国の江蘇省蘇州市に建設している8.5世代(8.5G=2200×2500mm)パネル工場は、7～9月期に立ち上げを開始する予定だ。サムスン電子が中国でテレビ用パネル工場の投資を発表したのは、今から2年半前の2010年10月。当時、中国でテレビ用パネル工場の投資案件が10件も発表され、サムスン電子も蘇州に進出を発表した。だが、その後のパネル事業の悪化から、サムスンは進出計画を遅らせていた。中国では12年にテレビ用パネルの国産化が進み、サムスン12は年後半から蘇州8.5G工場の計画を再び本格化させた。以前は韓国の工場から中の液晶パネルの製造装置を移設することも検討していたが、大型装置の移設はコストと時間の両面でデメリットが大きいため、新規装置を導入することを選んだ。