世界海運市場の変化に柔軟に対応するドライバルク輸送体制

摘要

日本郵船グループでは、重量物船や在来貨物船を運航する日之出郵船とハンディバルカーを運航するNYKグローバルバルクが合併し、NYKバルク•プロジェクト貨物輸送が誕生してから10月1日で1年を迎えた。同社は、内外の様々な荷主とのスポット•短期用船契約に基づき、様々な資源、鋼材、コンテナに入らない長尺物、プラント関連の重量物を海上輸送している。市況変動にさらされる度合いが高く、業務内容も多岐にわたる同社はどのような方針や体制で収益を確保し、事業を伸ばしていこうとしているのか。各部門の事業展開、船隊構成の方針、今後の事業展開、日本郵船との関係等について諸岡正道社長に伺った。