救命艇•ボートダビットの検査とメンテナンスで高い安全性を提供

摘要

本来であれば緊急事態発生時に乗員•乗客の命を守るために装備されている救命艇ですが、近年、救命艇装置に対する操船者のトレーニング不足や、メンテナンスの不備などによる救命艇の落下事故が増加し、死亡事故にまで至るケースが発生しています。こうした事態を受けて、SOLAS条約(海上における人命の安全のための国際条約)の改定が行われ、2006年7月1日よりIMOガイドラインに基づく救命設備の保守、試験および検査が義務付けられました。詳細検査と作動試験に関しては、救命装置の製造者もしくは承認された整備事業者のいずれかが実施し、安全性を確認することが求められます。