透視写真撮影法「ミュオグラフィ」を海に展開東京湾の天文潮位測定東大の連携研究機構など世界初

摘要

東京大学国際ミュオグラフィ連携研究機構は、同大学生産技術研究所、大学院新領域創成科学研究科、九州大学、関西大学、シェフィールド大学、英国科学技術施設会議ボルビー地下実験施設、ウィグナー物理学研究センター、NECと共同で、素粒子ミュオン(ミュー粒子)の強い貫通力を用いた透視写真撮影法である「ミュオグラフィ」を用い、東京湾における天文潮位のリアルタイム測定に世界で初めて成功した。これは、世界初となる東京湾海底ミュオグラフィセンサーアレイ(TS-HKMS D D：Tokyo-bay Seafloor Hyper KiloMetric Submarine Deep Detector)の一部を、東京湾アクアライン海底トンネル内部の100メートルの長さにわたり設置することで測定に成功したものである。