西アフリカの主食作物シロギニアヤムの起源京大など解明

摘要

京都大学大学院農学研究科の杉原優さh(大学院生)と寺内良平教授、岩手生物工学研究センター、国際熱帯農業研究所(IITA:ナイジェリア)、国際農林水産業研究センターなどの国際研究グループは、西ァフリカの主食作物シロギ二アヤムの起源を解明したと発表した。IITAが保存する300系統以上のギニアヤムなどを現地の近縁野生種のゲノムと比較。栽培種のシロギニアヤムがサバンナ地域に生息する野生種アビシニカャマノィモと熱帯雨林地帯に生息する野生種プラエヘンシリスャマノィモの雑種である可能性が高いことを明らかにした。野生種を交配親として利用することで優良な形質を導入できる可能性が明らかになり、西アフリカの食料安全保障に貢献する成果と期待される。成果は国際科学誌「PNAS」12月2日号に掲載された。