大強度負イオンビーム生成連続100秒超に成功量研JT-60SA

摘要

量子科学技術研究開発機構（量研）那珂核融合研究所は、茨城県那珂市に日欧共同で建設中の超伝導トカマク装置（JT-60SA)のプラズマを数億度に加熱するためのビーム入射装置(NBI)の性能実証に必要な連続100秒、かつパワー密度1平方メートルあたり70M W以上の負イオンビームを生成することに成功した。今回の成果は、ビーム入射装置に求められる高工ネルギー、かつ大電流負イオンビームに特有の課題であった大面積電極の電気絶縁技術や軌道制御技術に加え、負イオンの生成を長時間精度良く制御する技術を統合し、達成したものである。