新未知への群像 科学者が語る自伝 べル研時代の友人と交流面発光レーザ中心に講義

摘要

研究室も落ち着いてきたので、国際会議と客員で海外に出向くことも多くなった。カリフオルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)には、ベル研究所出身の教授が10人近くもいる。コールドレン(Larry A.Coldren)教授は、その中でも最も親しい友人であり、彼の招きで1980年代の後半からは、ほぼ毎年のように訪問しては講義をしていた。面発光レーザに関するものが中心であったので、ついにコールドレンやジョン·バウワーズ(John E.Bowers)の研究室が、面発光レーザの研究に着手することになった。