簡単かつ自動で微小な異物測定S/N比は従来品の5倍

摘要

島津製作所(京都市中央区西ノ京桑原町1)は、業界最高クラスとなる30000:1のS/N比での測定が可能であり、測定対象を20カ所まで自動認識する機能などを搭載して大幅な自動化を実現した赤外顕微鏡「AIM-9000」を5月12日に発売した。この製品は、"簡単"かつ"自動"で微小な異物を測定できることを開発の軸としており、広視野カメラ(オプション)による容易な測定範囲の決定や測定対象の自動認識、測定領域(アパーチャ)の自動設定などが新たに可能になった。加えて、同社従来製品の5倍となるS/N比を実現しており、極めて高い感度で測定が行える。サンプルをセットする際は、ステージが自動で下方に移動するので出し入れが容易だ。また、この製品のオプションである広視野カメラは倍率1倍倍までの可変デジタルズームが可能であることに加え、標準搭載の顕微カメラは倍率33倍〜330倍までの可変デジタルズームに対応しており、トータルで最小倍率1倍•最大倍率330倍の可変デジタルズーム機能を実現した。