イノべーション創出モデル構築へ SIPの挑戦 基礎基盤研究から実用化まで一貫体制で

摘要

自動車のエンジンなど、日常の中で使われている内燃機関だが、科学的に未解明な現象も多い。現在、世界では内燃機関のエネルギー変換效率を高める研究が基礎から応用まで展開されている。しかし、内燃機関の最大効率は現状で40%で、ここ10年の間でもわずかしか向上していない。SIP「革新的燃焼技術」では、自動車用の内燃機関に関わる燃焼技術を対象に、世界のトレンドに先駆けて最大熱効率50%と二酸化炭素30%削減(11年度比)を実現するための革新的なエンジン制御技術の要素技術を研究し、最終年度に検証する。これらの技術は基盤技術として、段階的に社会に提供していく。