精密鍛造の第三の基本工法岐阜大の王教授「切削鍛造加工法」を発明·特許申請

摘要

岐阜大学工学部機械工学科の王志剛教授は、精密鍛造において工具の圧力が従来の10%程度で加工できる『切削鍛造加工法』を発明、特許を申請した。金属加工において、プレス機などの工具で材料を圧縮成形する鍛造加工を常温で行う精密鍛造(冷閭鍛造)は、自動車や機械などの精密部品の製造に広く用いられている。ただ、冷間鍛造は、基本工法の据込みと押出しとの組み合わせで成形加工を行い、被加工材を金型の未充満部に押し込むために多大な工具圧力が必要である。そのため、工具材料の耐圧限度の制約上、高強度材料あるいは大寸法部品の冷間鍛造は不可能である。