阪大が「学問コンシェルジュ」公開

摘要

大阪大学は、高校生が持つ興味·闋心と、同大の学部·学科や研究室をマツチングする診断システム「大阪大学学問コンシェルジュ」を公開した。2021年から始まる大学入試改革では、1点刻みの学力試験だけでなく多面的·総合的に志願者を選抜することが各大学に求められている。そのためヽ知識偏重ではなく、社会で自律的に活動していくために必要な主体性や思考力ヽ創造力を育成する教育を、高校•大学·大学入試の三位一体で進めることが求められる。一方で、進学に闋する情報の多くは、入試制度に合わせたもので、高校生自身の興味·関心に合つた内容を具体的にどこの学部·学科ヽ研究室で学べるかまで直接結び付けることは困難だった。同システムは、研究室で用いられる難解な専門用語ではなく、高校生が日常的に闋心を持つ平易なキーヮードを用いて、シンプルな操作で学問分野診断を行える画期的なものである。