動物性集合胚からヒ臟器作製へ

摘要

文部科学省の生命倫理·安全部会特定胚等研究専3員会(主査=石原理埼玉医科大学医学部教授)は、動物性集台胚からヒト膵臓を作り出すための第1段階として、ヒトと動物とのキメラが成立する条件を明らかにする東京大学の中内啓光特任教授を代表者とする研究計画を承認した。ヒトiPS細胞とマウス·ラットとの動物性集合胚から、キメラ発生までを含めた研究が承認されるのは国内初。今回の研究結果を踏まえて、将来的には、ブタを使ったヒト臓器の作製を目指す。