くにたち

摘要

本年5月に鉄道協会の仕事で富山へ行きました。富山では，新幹線開業に伴い新しくなった駅から，JRから分離し新たに第三セクターとして発足した「あいの風とやま鉄道」が新しい車両を運行し，駅北口からは市民の足として活躍している「富山ライトレール」のLRV(Light Rail Vehicle)が発着していました。鉄道が活躍している姿を見られるのはうれしいものです。しかし,JR発足時に第三セクター化した事業者の中には，設備·施設の老朽化対策などで苦労されているところもあり，「あいの風とやま鉄道」でも時代の経過と共に,同様の苦労が生じるかもしれません。また,「富山ライトレール」は，前身の「富山港線」という乗降人員が少なかったローカル線から，市民の足として生まれ変わるに，LRT化という大きなシステムチェンジを実施されました。