北陸トンネルの湧水を活用した小水力発電

摘要

環境保全に関する意識が高まる中、CO_2削減や原子力発電の代替として、再生可能エネルギー発電が注目を集めている。JR西日本では、鉄道事業者ならではの再生可能エネルギー発電の実現を目指して、トンネル湧水を活用した小水力発電の実証試験を開始した。湧水量0.17m~3/s、落差1.4mという水利条件箇所に、出力1.2kWを目指して、縦軸クロスフロー水車を用いた発電装置を設置した。湧水量の増減による長期的な出力変動があるものの、2014年1月の試験開始から安定した発電を続けている。