飽くなき好奇心で'埋蔵家電'を発掘

摘要

「売れていない商品は知られていないだけの場合もある。顧客にどう伝えていくかが課題」と語るのは、ある有力地域店の社長。これまでは、父から譲り受けた自宅にほとんど手を加えずに生活してきた。しかし、夫人と結婚当初に交わした約束は「新築」。満を持して年末に完成した自宅は、「電器屋さんが家を建てたらどうなるのか」をテーマに、徹底的に"電化"にこだわった。家中の家電は隅々まで最新の高級機種が埋め尽くす。「エアコンはあまり使わないがらといって、電器店が裾物を使っていては顧客に対して説得力がない」からだ。部屋の片付けと、数カ月分の光熱費の実績がそろったタイミングで、自宅を顧客に開放する考え。