ダウ開発の「パスカル」ポリウレタンフォーム技術を採用 中国ハイアール青島工場 生産ライン稼働

摘要

米国ダウ•ケミカル(ミシガン州)の中国現地法人は、中国ハイアール社が同社青島工場で、ダウの「PASCAL」(パスカル)技術を採用した第2生産ラインの稼働を開始したと発表した。同ラインは年110万ユニットの生産能力を擁している。ハイアールは、ダウが開発した「パスカル」ポリウレタンフォーム技術を用いることで、設計品質を保ち生産コストを抑えると同時に、省エネ性能の向上が可能となる。パスカル技術の特徴は、通常のポリウレタン断熱システムと比較し、冷蔵庫•冷凍庫のエネルギー効率が10%向上。家電メーカーは、製造コストを上げずに、省エネ関連の法規制にかなった製品の提供が可能となる。