2013年の新生ICUSの活動: 都市の安全が益々重要になっていく中で

摘要

新生ICUS (International Center for Urban Safety Engineering)は，2001年4月に東京大学生産技術研究所に設立された都市基盤安全工学国際研究センター（ICUS)が10年間の時限を迎え，改組し再スタートした新研究センターですICUSの10年間の活動実績を踏まえるとともに，益々進展する「少子高齢化」「緊縮財政」「高度技術社会」「低環境負荷社会」「地方分権」「縮小均衡」などを特徴とするわが国において，人々が豊かで安全に暮らす都市環境を実現し，継続していくための課題を抽出•解決することを設立目的にしています.この目的は，先進国はもちろん，途上国においても将来確実に同様の課題を抱える状況の中で，課題先進国としてのわが国が国際的に期待される役割を果たすことでもあると私たちは考えています.