2010パリモーターショーに見るカラーとマテリアルの特徴

摘要

昨年に続き、今回の展示も美しい地球環境をイメージさせるブース作りが多かった。ブースを構成する色は、全体にクリーンイメージを象徴する自が多かった。2007年位からエコロジーイメージとして白は欠かせない色になっている。白という色には、人の心を原点に回帰させる力がある。今回の展示で多かった白は、クリーンイメージの象徴であると同時に、業界全体が自動車産業の原点を見直しているかのようにも受け取れる。実際、時代は自動車産業に変化を求めているのではないか。環境問題はもちろん、今後自動車が果たす社会への役割も大きく変わっていくだろう。