紙基材ながら高いバリア性を確保セルロースナノファイバー使用の飲料向け紙カップを本格展開へ

摘要

CNFは、昨今注目度が高まっているバイオマス素材。植物の主成分であるセルロースを抽出しナノオーダーにまで微細化、膜に形成することで緻密な構造になる。形成後は高いバリア性を発揮。また熱による変形が少なく、軽くて丈夫なため、家電や塗料、繊維などさまざまな分野で活用が期待されている。同社はCNFの研究開発に2007年から着手しており、2016年にはCNF使用のバリァ性紙カップを食品向けにリリース。その際は乾燥した固形の食品用途だったものを、今回新たに飲料向けとして改良した製品がCNFエコフラットカップ™だ。