世界はどんな「哨戒艦」を使っているのか？

摘要

世界の大国海軍では弾道ミサイルを迎撃可能な対空ミサイルや長距離巡航ミサイルを搭載した戦闘能力の高い大型化した水上戦闘艦を整備する方向にある。一方で大国以外でも自国の沿岸海域や排他的経済水域での警戒や漁場監視、海上密輸·密航·麻薬販売など海上犯罪活動の取り締まり、捜索救難、海洋汚染防止、さらにはテロの可能性がある武装不審船や海賊船対処に適した装備を施した海上哨戒用の小規模艦艇の充実が進められている。国によっては海洋哨戒は海洋警察部門が主として実施する場合もあるが、各国の方針により海軍と海上警察部門が任務を分担しているものの、区別が困難な場合もある。