国立大学図書館協会教育学習支援検討特别委員会の活動: 3年間を振り返って

摘要

国立大学図書館協会は「大学図書館における教育学習支援機能充実のための諸方策についての調査研究を行う」ため,2012年に教育学習支援検討特別委員会(以下「特別委員会」とする。)を3年間の時限付きで設置した。設置に際して事業内容としたのは以下のとおりである。(1)教育課程と連携した教育学習支援の新たなニーズと方策の調査研究(2)先行大学における実践事例とその普遍化のための調査研究(3)共用ツールやテキストの協同開発の調査研究(4)管理職や実務担当等各層向けのシンポジウム,ワークショップの開催これらの事業を実施するため,特別委員会は2012年度に二つの小委員会を設置した。一つは,主に「学習支援に係る先行大学における実践事例の調査とその普遍化のための検討」を担当する実践事例普遍化小委員会であり,もう一は「教育課程と連携した情報リテラシー教育の推進に係る課題の検討」を担当する情報リテラシー教育検討小委員会である。