サッカーで弾みが付いた埼玉高速鉄道沿線の都市開発が本格化

摘要

サッカーJ1リーグ加盟の18チームはそれぞれ都巿名を名乗り、各チームがホーム地にスタジアムを持つ。シーズン中は毎週全国のスタジアムで試合が行われているが、とくに観客動員数が多いのが浦和レツズのホーム「埼玉スタジアム2002」である。浦和レツズ戦のほか、日本代表戦や高校サッカーの決勝戦などが行われ、3万人から6万人余りが集まるサッカーの"聖地"である。その最寄り駅が埼玉高速鉄道のターミナル、浦和美園駅。「対戦カードによってバス、マイカーなど利用形態に若干変化がありますが、当社線の利用率は少なくとも前後、多いときは55%超です」と代表取締役常務の武藤彰氏は、試合ごとに作成されたサッカー輸送状況集計表をもとに説明する。