診療放射線技師の学位取得に関する調査研究

摘要

診療放射線技師を養成する国立め学校はすべて4年制へと移行し，平成18年4月現在，4年制大学の養成校は国公私立を合わせて23校（国立11，公立4，私立8），3年制短期大学が2校（私立2），3年制の専修学校が16校（国立1，私立15）の計41校になっている．4年制大学で博士課程前期課程（修士課程）を持つ大学は12校，博士課程後期課程（博士課程）を持つ大学は6校ある．これははっきりとした二極化の傾向といえる．大学と専修学校の目的と教育の条項をみても，大学では「大学は，学術の中心として，広く知識を授けるとともに，深く専門の学芸を教授研究し，知的，道徳的及び応用能力を展開させることを目的とする」となっているが，専修学校では「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し，又は教養の向上を図ることを目的とする」となっている．