目ははるか地平を、足はしっかりと大地を

摘要

1972年の国連のストックホルム人間環境会議以来、地球が閉じ た系であり、果てしない人類の成長（増殖）はないことを人びとは 広く公に知り始めた。18世紀初めから21世紀末にかけて人類は 史上最大の、おそらくは人類史上ただ一度の、大増殖を近代文明 上で描いている。さまざまな推計法によっても、閉じた系の人口変 化を大略記述するロジステック曲線などで概括的に予想しても、地 球の飽和人口は、100億人前後と想定される。