イギリス世界最古の現役道路吊橋の保全をめぐる日英米3力国土木学会の連携

摘要

イギリスのスコットランド·イングランド国境に架かる世界最古の現役道路吊橋であるユニオン吊橋が2020年7月26日(日)に建設200周年を迎え、現地では非公式な式典が開催された。本来であれば、橋の管理者、地元関係者とともに、日英米3カ国の土木学会からも関係者が参加して、アメリカ土木学会(ASCE)の国際歴史的土木ランドマーク(IHCEL)の銘板の贈呈、記念シンポジウムが開催される予定であった(注1)。しかし、新型コロナウイルスの流行により地元開係者のみの開催となった。かつて橋の料金徴収の小屋のあった場所に設置されたブースには、日英米の3土木学会より橋の管理者であるノーサンバーランド郡議会とスコティシュ·ボーダーズ議会に対して赠呈された記念銘板が展示·披露された。